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2005/01/23

『キリスト教暗黒の裏面史』

著:ヘレン・エラーブ
訳:杉谷浩子
監修:井沢元彦
徳間文庫

先にお断りしておきますが、
俺は現在キリスト教系宗教団体で活動をされている方々に対し、
なんらの偏見も持っておりません。
教育、医療、福祉、奉仕活動など、広い範囲で活動を行っておられる方々には、
常々尊敬の念を抱いております。
それに比べたら仏教系団体の活動はイマイチなぐらいで、
葬式ばかりじゃなく、現世の救いのために奔走すべきだよなぁと…
(葬式にも、儀式を行う事によって残された人の気持ちに「区切り」をつけて、
 悲しみを鎮めてゆくという側面があると思うので、一概に否定はしませんが、
 そればかりじゃイカンと思うですよ。 ちなみに俺は一応仏教徒ですがw)

ただ、ここ数年のアメリカのイスラム圏への喧嘩の吹っかけ方が、
どうも「悪い意味で宗教臭い」ので、
このあたりについては興味を持って見ている次第。

大学時代、教養課程で「芸術論」なんつー、
俺にとってはイスカンダルより縁遠い講義も取らされまして。
それが存外面白かったんですね。
その中で「イエス・キリストの誕生日は12月25日じゃないよ?」
という、今でしたら「へぇボタン」を連打するような事を聞かされまして。
(何と聖書に記述がないらしいので諸説あるようですが、
 秋生まれという説が濃厚らしいです)
「当時の教会が、秋が誕生日では収穫期で忙しい農民が教会に来れないので、
 一段落した冬に設定した」みたいな話を聞かされました。

宗教は本来「害悪」ではないはずですが、
オウム事件以降、日本人は以前にもまして宗教から距離を置くようになったみたいですね。
それに相反するようにカルトは増加しているようでもありますが…
現代社会において宗教は科学や医学、
人権などとバランスを取って存立すべきもので、
その時代時代で人を幸せにすべきもの。
どのみち科学や社会システムだけでは、
人は心の安寧を得られないものだと思いますから。
人を喜ばせるのも悲しませるのも心だし、人だと思うので。

神さまが居ても居なくても良いんですが、
(居たら楽しいと思うが、実際会ったら
『アンタ全知全能とかゆーてるわりには手抜きやな?』
 とツッコミ入れたくなるでしょうがね←へそ曲がり)
自分のした行為を「人(自分)がした」と言わずに「神の思し召し」と言ってしまうと、
人間、際限なく責任取らなくなりそうでね。
それは思考停止に他ならないと思うので。
手前でした事のケツぐらいは持ちましょうよってね。

庶民を苦しめた時代の宗教史というのも読んどいて損はないかなと。
結論から言えば面白かったですよ。

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