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2005/03/30

『オーケー!ボーイ ―エディさんからの伝言―』

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「勝ったときは 会長が リングで抱くの。
              負けた時は ボクが抱くの。」


監修:百合子・タウンゼント
写真:高橋 和幸


ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、
かつて、エディ・タウンゼントというボクシングトレーナーがいました。
ハワイ在住の日系二世で、力道山の招きで来日。
以後、彼は日本人6人を世界チャンピオンにしました。
ガッツ石松氏も教え子の一人。

日本のボクシング界に大きな貢献をした方ですが、
語られるのはその事よりも、その人柄。

「今度また生まれるだったらトレーナーなるね。ボクシングトレーナー」
ちょっと変わった日本語で語られるその言葉は、
ボクサー達を勇気付け、過酷な練習に耐えさせました。
また同時に、誰よりも誰よりも選手の身体と人生を大事にしていました。

今でこそ総合格闘技などというものがあり、
ルール無しに近い激しいものがありますが
実はありとあらゆる格闘技の中で、群を抜いて危険なのがボクシング。
人間の要である「脳」にダメージを与え合うこの競技は、
大げさではなく常に「死と障害」と隣り合わせ。

その中で選手を勝たせながらその後の人生を考える。
トレーナーは大変です。
いわゆる日本式スパルタがまかり通っていた時代に、
選手の手を握り、気合を入れるための竹刀を片づけさせ、
「ハートのラブで教えるの」
という指導をした彼の名は、
今でも多くのボクシング関係者から尊敬と親しみを込めて語られます。

その彼の言葉を、書き文字と、写真で綴った一冊です。
ボクシングに興味ない方でも、
その言葉に込められた愛には共感できると思います。

実は自伝的な本も既に持っていて、
今回のこの本に出てきた言葉はたいてい知ってはいるんですが、
この本は構成が良いのか、違った感動があります。
何となく元気がないときぜひご一読をお勧めします。

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コメント

カメラマンの高橋です。取り上げて頂き誠にありがとうございます。エディーさんの言葉がもっと多くの人に伝わるといいです。

投稿: 高橋和幸 | 2009/11/29 23:27

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