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2005/04/16

カタメのハナシ4

まぁねぇ、書きたいかっつーと、
こんなネタ、書かなくて済むにこした事はないんですが…
やはり苦言は呈しておかねばならないでしょうな。
例の中国ネタ。


歴史認識になりますと、紙面がいくらあっても足りませんし、
際限もないのでここでは触れませんが、
「国」と「国」との「大人の関係」に限定してみても、
「仮にも国連常任理事国が取るべき態度ではない」
というのは、さすがに衆目の一致するところではないかと。


幾つか理由を挙げますと、

1.たとえ緊張関係にある国家間であったとしても、絶対に確保されるべき
  『在外公館の治外法権』確保の努力を怠っている事。

これは「かつて日本が侵略して、その後謝罪しないのが悪い云々」
などと言う論理の外にあるものだと考えます。
国家間の最低限のルールです。
テロや民兵が殴りこんだのとは訳が違う。
映像を見る限り、警備体制を整えておきながら、
投石を阻止する積極的な努力をしていません。
在外公館に明確な攻撃が加えられているのに、
検挙に動く気配が無いのは大問題です。

投石は「攻撃」ではないと言うのなら、
誰かに頼んで、自分に石を投げつけてみてもらってください。
十分死にますよw
今回、怪我人が出なかったのは僥倖といってよいのです。


2.国内外国人の安全確保はその国の義務であるのに、
  その義務を果たしていない事。

デモ隊の一部が日本人留学生を殴ったとの報道がされています。
これがデモ隊の一部であるとするならば、
デモ主催者は事情聴取がされるはずです。
デモ隊ではない単なる犯罪者だとするならば、
国内警察が犯人確保に動くはずです。
どちらでもないのはいかに?

はねっかえりが暴走するなんてのは、
まぁぶっちゃけたハナシどこの国でもある事ですが
その場合、たとえでっち上げでもw犯人逮捕して
「ゴメンね、『犯罪者』がバカやっちゃってさ~。てへ♪
 ウチの国全体がそうじゃないんだよ、ウン。ほら、ちゃんと捕まえたじゃない?」

と、とりあえずの体面をつくろう程度の事はしますが、
今回それすらなし。
これでは「黙認」と取られても仕方ないでしょう。


3.上記に挙げた国家としての最低限のルールを踏み外しているにも拘らず、
  「日本に反省すべきところがある」と、謝罪を拒否している事。

これに関してはもはや何も…という感じですがw、
この論法が通るならば、どんな事でも許される事になります。
「アメリカに反省すべきところがある」と声明を出して、
無関係な人間を殺傷するテロとどこか違いますか?
少なくとも、国家レベルで正式声明として言って良いことと悪いことがあります。
「今回の件は暴走した若い国民の一部が起こした事で遺憾に思う。
 政府としては断じてこのような事を容認していない」
程度の二枚舌は最低限使うもんですがねぇ…w
どうもその程度の「大人のルール」も通用しないようで。


以上、要点を絞って書いてみました。
今回は動機云々という点は意識的に除外しています。
が、上記の点は動機がどうあれ事情がどうあれ、
「国」と「国」とが正常に付き合うために必要な事だと思います。
たとえそれが緊張をはらんだものだとしても、
いえ、だからこそ守らなければならないルールだと思います

「愛国無罪」なんていうスローガンが見受けられましたが、
それはかつて、あなた方の国に土足で踏み込んだ国が掲げていた
「尽忠報国」というスローガンとかぶるのではないですか?
スローガンを前面に立てて、言葉に酔って思考停止する。
そういう愚かな行いの被害を受けたのは、
他ならぬあなた方ではなかったのですか?
「歴史に学べ」というならば、
かつての愚かな行為の真似をするのは止めるべきでしょう。


鈍感日本人も今回はさすがに「それはどうよ?」
って感じになっているようですが。

それでも今回は若手の暴走気味で、
中国の中・高年の方が冷静になっていたのが救いです。

れんなどは映像や話などでしか知りませんが、
どうも日本の「安保闘争」や「学生運動」と似た匂いが…
あの時も、学生が国会前で押し合いへし合いしている時、
後楽園球場は満員だったそうで。
モノを考える事と、それを無定見に発散するのはちょいと違うような気がします。

結局、安保闘争も学生運動も、
国家の方向を決定する「ターニングポイント」にはなり得ませんでした。
残ったのは内ゲバと粛清、あるいはストレスぶちまけて
「あ~、スッキリした。明日からは何事もなかったように日常に戻ろう」
という、ある意味の「諦念」を持って現状に呑み込まれた人たちです。
(それが悪い訳ではないですよ。日常無くして何とする♪)

一時の激情で変えられるものと、そうではないものがあるという話ですよね。


経済の観点から見ても、
何かのきっかけで数万人規模のデモが起こり、
それを体制側がコントロールできない(あるいは恣意的に黙認しかねない)国に、
諸外国は出資や工場進出はせんでしょう。
てか、できませんよねw
今回はたまたま「日本」だっただけで、何かのきっかけで
いつ矛先が向くかわかったもんじゃないんですから。
古来、「安全である事」が繁栄する国の条件の一つだと思います。
今回の事は、国家経済的に大きな損失をしたと思いますよ。
この手にうるさい欧米諸国は腰が引けるでしょうね。


なお、今回の記事に関しては
「いや、日本がやっぱり悪いんだ。原因はそこにある」的な
歴史認識に関わる事や原因探しは努めて避けておりますし、
あくまで現代の国に要求される事のみに限って進めているつもりですので、
「お前の認識は間違ってる!」という論戦はご遠慮申し上げますw
万が一、その手の事でTBされてサクリますのでご容赦を♪

冷静な現状認識によるものであれば歓迎はいたしますが、
まぁ、このサイトの規模と運営形態(細々と地味に)から考えますと、
それすらまずないでしょうw
お気楽極楽♪

それどころか、「今回は固くて好かん!」とお帰りになる方が続出するのでは…
ブルブル…


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