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2010/12/19

第538話:とある飛空士への追憶 3巻

『シャルルのせいでわたし、こんなになったのに。

 ひどい。

 ひどいよ。

 お願い…踊ってよシャルル。』

Toaru_hikuushi_3


とある飛空士への追憶 3巻
犬村小六:原作
小川麻衣子:作画
ゲッサン少年サンデーコミックス




妙に心惹かれるタイトルと表紙。
「…よし、表紙買いnote」と1巻を手にとって、翌日には3巻まで一気に(笑)。
今回もれんの眼に狂い無し( ̄ー ̄)ニヤリ

 

どこかで聞いた作品名だなぁ…と思ったら原作はラノベなんですね(小学館ガガガ文庫)。
(「禁書目録」シリーズと混同した訳ではありませんsweat01

多分ラノベコーナーを徘徊していたとき目にしていたのか。
うぅ…きっと原作にも手を出してしまう_| ̄|○

…40男がラノベを読んで何が悪い

こちとら角川文庫の「ねらわれた学園」(眉村卓さん)から
コバルト文庫の「なんて素敵にジャパネスク」(氷室冴子さん)、
ソノラマ文庫の「ダーティペア」「クラッシャージョウ」(高千穂遥さん)
etc…で育って来てんでぃ。

 

さて、今作の舞台背景は現実世界では第二次大戦ごろの設定ですかね。
ただし日本がモデルと思われる「天ツ上」国は敵側としての登場です。
作者さんが自ら
《この話を書くにあたって意識したことは「『ローマの休日』 」+「『天空の城ラピュタ』 」です。》
とAmazonで仰っているように、飛行シーンの浮遊感はラピュタのそれを感じさせます。
コミカライズでの作画担当、小川麻衣子さんの絵柄が素敵ですね~

れんのよーな軍オタ(つか元本職だがな)には、天ツ上の最新鋭戦闘機「震電」がたまりません。
(震電〈しんでん〉とは第二次大戦終戦直前に開発された日本海軍の試作戦闘機です。
 プロペラが後ろにあるというぶっ飛んだデザインの戦闘機で、
 普通のプロペラ機を上下・前後逆さまにした感じになります。
 垂直尾翼が下に生えてたりカナードが付いてたり、とにかくカッコ良いのです。)

 

あとはローマの休日的な「身分違いの二人の短い出逢い」ですね。
いやもう…切ねぇ…weep
3巻では1万2,000キロの単機敵中突破「海猫作戦」も大詰め。
かつて主人公シャルルを撃墜した天ツ上のエース、「ビーグル」こと千々石飛行中尉が追っ手に。
空戦もかなり濃い描写で満足満足。
やはりレシプロ機同士のドッグファイトは浪漫がありますね。
(つーてもシャルルとファナは逃げてるだけなんで「ファイト」ではないのですが)

 

ヒロインのファナは肉体的な特質としても、また精神的な意味でも
「眼が良い」女性です。
貴族のお姫様として自由の無い生活を送る中
その眼に映るものを玻璃(ガラス)の向こうで起こっていることとして
自分を押し殺してきましたが、主人公シャルルとの出逢いが玻璃を壊してしまいます。
人として、それは素晴らしい事ではあるのですが
玻璃で隔てられた向こう側に行くということは、現実と直面するということ。
どうしようもない環境の違い、立場の違いの中に踏み込んでしまうこと。
いっそシャルルと出逢わなければ、ある意味楽だったでしょうね。
でも二人は出逢ってしまった…

 

原作未読コミックオンリーなんで先の落ち着き先は不明ですが、
どーやっても悲恋としか現状では思えんsweat02
それが良いとも言えますが…頼む、二人とも幸せになってくれぇぇぇ(;ω;)

 

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