2006/03/06

第400話:『K-1 WORLD GP 2006 in AUCKLAND』

久々に腰を据えて見られたので感想など。





トーナメントでは大勝負でKOが出たのでまず満足。
バダ・ハリVSピーター・グラハム戦の胴回し蹴り。
(とは言え、あれは変形の後回し蹴りではないのか?)
右フックをフェイクに使用し、打ち終わりの状態で固定。
相手の意識を右フックに置くと共に
腕によって視界を遮りつつ、
さらにその右腕の質量を使って身体を回転…と
実に理にかなった攻撃でしたな。
あれの直撃受けたらそりゃー失神しますがな。





決勝のジェイソン・サティーとポール・スワロンスキー戦も
ハイキックで決着。
あれですね、スワロンスキーのハイキックは
ちょっとミルコの蹴りに似てますね。
軸足の膝を伸ばさず、身体をそれほど回転させず
股関節の回転を上手に使う蹴り方。
ロシアや旧東欧諸国の選手はこの蹴り方得意なのかな?
(スワロンスキーはポーランドの選手)
序盤に嫌というほどローを効かせてありましたから
まぁ定石どおりのコンビネーションでしたが
それにしても実にスムーズに蹴り抜きましたね。お見事。





さてスーパーファイトの方では
ピーター・アーツとセーム・シュルト戦。
ホースト、ボンヤスキーとK-1王者を粉砕したシュルトでしたが
今回はホールドが多すぎましたね。
別に無理やり抱え込まなくとも
彼ならいくらでも手はありそうなものですが…?
アーツとすら身長差10センチあるんですから、
んな無理にヒザを狙わんでも…





結局判定に響いてしまいましたが、
判定にまで持ち込んだアーツの頭脳勝ち。
右ストレートも効果的でしたしね。
ベテランの老獪さを見た試合でした。
これはこれでアリだと思うんですよね。





で、今回一番面白かった(?)のは
レイ・セフォーVSフランソワ・ボタ戦。
いやもう、「どうしてセフォーと試合すると皆楽しそうかな?」と。
セフォーはもちろんボタもニコニコ。
…おまいら、殴り合いしてんだろ?www





これはセフォーの人柄なんでしょうなぁ。
激しいけど明るいファイト。
KO負け寸前でも苦痛を表に出さず
「フフン、まだまだだぜ?」と言わんばかりの表情。
もちろん結果も出してますが、
お客さんの印象に残るファイトをして
「また見たい」と思わせるんですからプロですよねぇ。
プロにとっては戦績はもちろん重要ですが
「ヤツのファイトをまた見たい!」
と思わせるファイターでないとね。





昨年は
「…腰周りが太平洋諸島群の人になってきとるぞ?ヾ(・ω・o) ォィォィ」
(そっちの方の方って腰から太くなりますよね…)
と心配しましたが、きっちり絞ってきましたね。
これならまだまだ行けるんじゃないかな?
技も切れてましたし。
まだまだ頑張って欲しいですよ。

 

 

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2005/11/20

第338話:『K-1GP 2005 決勝』 

今K-1の視聴を終えました。
こんばんは、れんです。



でわまー、極個人的レビューなぞを。
(敬称略)


第一試合
『チェ・ホンマン VS レミー・ボンヤスキー』


"巨人を屠るには末端から攻めるべし"


チェもあのクラスの選手としてはバランスは良い方と思います。
が、今の段階では打撃の選手としては未熟と言えるでしょう。
パンチが重いのは認めますが、「インパクト」ではなく
まだ「プッシュ」のレベル。
重いものがゆっくり飛んできてもKOにはなりませんね。
(連続で叩かれてると頭がぼ~っとはしてきますが)
今後「打ち抜く」打ち方を覚えると怖いのでしょうが…

「さてさて、ローキック対策はしてきたかいな~?」
と思いましたが…オイ無策かよw
ま、ここは素直にレミーのローを褒めましょう。




第二試合
『レイ・セフォー VS セーム・シュルト』


"黒豹に巻きつく大蛇"


…わ~ん、シュルトは怖いよ~・゚・(ノД`;)・゚・
セフォーの体調は万全ではなかったようですが
(かなりオーバーウェイトとみた)
それにしてもシュルトの強さは……
ま、シュルトも最後は最悪の事態を懸念したのか
攻めを抑えましたね。
(あのまま頭でも蹴り抜こうものなら死にかねん)
たとえそうであっても、セフォーが倒れなかったのは凄い…
今後も是非K-1戦線に残ってほしいものです。




第三試合
『ピーター・アーツ VS ジュロム・レ・バンナ』


"切ない、切ないなぁ…"



アーツの仕上がりは非常に良かったと思いますね。
往年の…とまではいきませんが蹴りの切れもあり
怪我のせいかローがほとんど蹴れないなかでも
効果的にミドルでバンナの腕を殺してましたね。
ま、アーツは若い頃から老獪でしたしねw
バンナは…K-1とは縁がないのかなぁ…




第四試合
『武蔵 VS ルスラン・カラエフ』


"舐めんなよ!"


予想された序盤のカラエフのラッシュを武蔵がしのぎましたね。
この段階で「…勝ったな」と。
2ラウンド後半からは比較的安心して見てました。
カラエフの打撃は確かに怖いのですが、
ホーストの「相手を蝕んでいくような怖さ」はまだありません。
ラッシュの中に数発「無駄な打撃」が混ざっている。
「武蔵なら見切れるのでは?」と思っていましたが
しのいでくれましたね。
ただ、さすがに精神力と体力を使ったので次では…




第五試合
『セーム・シュルト VS レミー・ボンヤスキー』


"相性とはこういうものか…"


なんか、レミーが何もせずに沈んでいきましたね…
前回も負けている相手とは言え、
ほとんど萎縮したようにすら見える。
実力的にそれほど差があるとは思えないのですが…
それにしても、シュルト強し。




第六試合
『武蔵 VS グラウベ・フェイトーザ』


"空手対決その1"


アーツ負傷(肋骨3本とは豪快な…)によりグラウベ進出。
予選で見てて「今年は強いな」と思っていましたが。
ただ、武蔵が万全であれば拮抗した勝負でしょう。
どうもカラエフ戦で緊張切れたのか、
あるいは戦前からオーバーワークだったのか、
全く精彩がありませんでしたねぇ?
顔色も良くなかった気もしますが…
最後の飛びヒザは「…アゴ逝ったか?!」と思いましたが
無事だったようですね。



決勝戦
『セーム・シュルト VS グラウベ・フェイトーザ』


"空手対決その2"



「さ、決勝だ!気合入れて見よ…ぅ?????」



弟よ、ビデオが終わっておるではないか…_| ̄|○




仕方ないのでオフィシャルサイトで確認…って
なんじゃそりゃー!!




1ラウンド、ヒザで決着ですか…
(結果だけ知ってもつまらん。ふーんだ)




さて、総評。
準決勝に残った4人中、空手出身が3人。


極真会館・グラウベ
大道塾・シュルト
正道会館・武蔵


アンディ以来の空手出身者のGP制覇ですね。
まずは「うむ!よしっ!」って感じ。




今回はこれに加えて大型選手が多いせいか
決まり手が「ヒザ」の大会だったような。
大型選手の場合、どうしても間合いが同じにはならないので
ヒザが蹴りの主力となります。
同じ程度の身長であればボディ中心になりますから
KO率も低いんでしょうが
2メートル級のシュルトがひょいとヒザを上げれば
そこはもう顔面ですからね。




優勝のシュルトは何というんでしょう…
あれだけのボディを持て余すことなく上手に使ってますね。
技は格好良くは無く大味に見えますが
対戦相手がほぼ全員、彼からすれば小さいので
身体全体を使用してダイナミックに…てな訳には行きません。
(間合いが全然合わなくなる)
あれはあれで練られたスタイルなのでしょう。
加えて命中率が高いですね。
怖い選手ですよ。




武蔵については巷間いろいろ言われますが、
日本で彼以上の選手はいまだ出てこず、
また、世界のバケモノみたいな連中のなか
本戦で勝っている事は評価するべきでしょう。
日本人があの中で勝つには今の彼のスタイルというのも
ひとつの選択ではあると思いますので…

それにしてもT沢くん、君の予想は大当たりだったねw

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