2005/09/08

第275話:「HERO’S」TV観戦

久々に腰を据えて格闘技イベントなどを。
『HERO’S』を見ました。



おぉ、顔ぶれスゲェなぁ…
須藤元気に宇野薫、それにKIDかぁ。
それにしても…最近の格闘家って二枚目だらけじゃのぅ…_| ̄|○



れんは第1回アルティメット(UFC)も知っている世代ですが、
(この時、並み居る選手達を締め落として優勝したのが
 かの『グレーシー一族』ホイス・グレーシーです)
その頃の総合格闘技は
はっきり言ってグレーシー以外は「野蛮」の一言。
金網のオクタゴンに放り込まれた選手達は
恐怖の余り技術を忘れ
喧嘩ファイトに終始してましたね。
(レフェリングの技術が確立してなかったせいでもある)



しかし、どんな競技でも世代が進めばやはり洗練されるもので、
今回の『HERO’S』を見てると実に美しい。
ミドル級ってクラスも影響するんでしょうが
スピードもあるし、見てて陰惨さが無くなりましたね。
技術戦の好きなれんはこのクラスがやはり好き♪



日本人は身体能力こそ劣るとは思いますが
それを補って余りある技術研鑽の熱意、
闘いに対する真剣さがあると思います。
このクラス、別にアジア人だけのためじゃないと思うんですが
(現に「K-1MAXは」結構外国人多い)
やはり残るのは日本人ですねぇ。



初期のK-1で、海外の選手達が泣いて喜んだのは
プロデューサーである石井館長が
良いファイトをした選手には
それに見合ったファイトマネーをきちんと渡し、
次のカードもちゃんと組んであげた事が大きい。
(海外ではバックレ、ピンはねも多いそうで…)



しかし、それ以上に彼らが感動したのは
日本の観客の「闘いを見る姿勢」だったそうです。
海外では…まぁ賭けの対象だったりしますからね。
酒飲みながら観客がヤジを飛ばすって事も多い。
(負けたら、損した観客にビール投げられたりする)



それに引きかえ、
「ファイターを尊敬してくれる」日本人の前で試合をすると、
たとえ負けても良いファイトには賞賛の拍手…
しかも目が肥えている。
も~たまらなかったとか。



一度日本で試合をした選手がその事を自国で話すもんで、
「マスター・イシイに認められてニッポンでファイトしたい!」
と燃える選手達も増え、
結果として格闘技界の底上げに繋がった訳です。



何かと「甘い」「世界のずるさを見習え」
と言われる事も多い日本人ですが、
こういう正直さ、真摯さは財産なんじゃないですかね。
松井もイチローも中田も小野も中村も
別に「ずるい」って風評は聞きませんねぇ。
むしろ「正直」?w



さて、そんなこんなで今日の試合。
なんで前フリがこんなに長くなったかと言うと、
試合を終えた選手達が実に良い笑顔で抱き合ったり
お辞儀をしたりするんですな。
宇野×所戦も、KID×宇野戦も
実に良い笑顔でした。
宇野と所なんて、終了のゴング鳴ったとたんに笑い合ってやんのw
一昔前のバーリ・テュードでは無かった光景だな…と。
血みどろの宇野を抱きしめるKID…良いですね。



技術的にはやはり宇野のレベルが高いかな…と。
(目じりをカットし負傷TKO負けになりましたが)
KIDのパンチをほぼ完封したといっても良いでしょう。
それにパワーでは劣るのかもしれませんが
パンチスピードでは負けてませんでしたしね。



須藤は今回ちょっと不調?な感じでしたが
一瞬で腕ひしぎに持っていったのはやはり凄い。
あの体勢から腕十字に行くとは全く予想してませんでした。



年末はKIDと須藤元気。
共に人気者し実力は言うまでも無い。
楽しみですね。

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2005/08/16

第251話:K-1 WORLD GP 2005 IN LAS VEGAS Ⅱ

昨日もちょこっと書きましたが、
「K-1 WORLD GP 2005 IN LAS VEGAS Ⅱ」見てました。
少しばかりリザルトを。



今回の優勝者は若干22歳のロシアの新鋭、カラエフ。
彼の一回戦を見て「…なんじゃコイツは」と唖然。
K-1には幾人かのラッシングファイターが居ますが、
いずれもフック主体の「ずんぐり」タイプで、
彼のような「バランスが良い」体型の人間では少ないですから。
ホーストも手数は多いですが、
あれは「ラッシュ」ではなく「コンビネーション」ですからね。



しかもあの身体つき。
「…あぁ、この背中はミルコのそれだ」
って感じ。
厚みがあってナチュラル(厚みがあり過ぎて猫背に見えるって…)。
あの身体でウェイトトレーニングしたことないってどゆ事?( ̄Д ̄;;



最後にバックスピンキックでK.Oしたのもたまげましたなぁ。
あのタイミングでアレが来たらK.Oされるわ、そりゃあ…



準決勝、決勝になると相手も強く、
決勝はかなりスタミナも浪費していたようですが、
なんにせよ楽しみな逸材ですね~
準決勝のマクスタイ戦はラスベガス大会のベストバウトでしょう。
判定ではあったものの、久々に見応えのある試合でした。



意外とロー、ミドル、ハイが少なく、
ローの防御にも課題がありそうですので、
グランプリ本戦では他の選手にそこを突かれそうな気がします。
(決勝ではミドル蹴ってたので、蹴れない訳では無さそうですが???)
バックスピンキックも後半は読まれてローで刈られてましたから、
決め技にはならないでしょう。
さて、本戦ではどうなりますかね?



さて、スーパーファイトの「ボタVSモー」



…こう書くと何だかわかりませんねぇw
「マイティ・モー」って、あちらの感覚では
「強そう」「カッコいい」感じになるんでしょうか?
アメコミの「SPAWN(スポーン)」も同じ印象を受けましたが…



それはさて置き、試合ですが…



八百長じゃあるまいな



と思うくらいあっさり決着。
う~ん、ボタの動きに生彩は無かった感じはしたが、
いきなりアレか…
確かにモーのスイング・フック、
早いし当て勘も良いとは思うんですが、
あんなに簡単に元ボクシング世界王者にヒットするモンだろうか?
実際、頭越しに出てくるようなスイング・フックって
防御は結構大変なんですが、
(パリーとかでは止まらない)
大振りなんで、反応できない程の速さじゃないと思うんですよね。
ですが、まるっきり無抵抗でもらった感じ。
…ボタ、寝不足だったのか?
下手に蹴りに行ったのも納得できん戦法ではあったが…



ともあれ、コレで一気に優勝候補の筆頭ですね。
さてさて。

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2005/07/21

第224話:『K-1 WORLD MAX 2005 決勝戦』

久しぶりに腰をすえて「K-1」を見ました。
やはり自分と体格が近い「MAX」の方が好きなので。



面白かったのは
やはり現王者ブアカーオと初代王者クラウスの激突。
技術的にも見ごたえ十分。
「事実上の決勝戦」と解説も言ってましたが、
まさにそのとおりだったと。



この二人、ルックス的にもカッコいいと思うんですが。
碧眼のハンサムクラウスと
タイ人特有の穏やかさと怖さを持ったブアカーオ。
タイプは違いますがどちらも二枚目だと思いますし、
肉体的にも両者見てて惚れ惚れするような筋肉。
いいっすね~



ブアカーオは前回クラウスに負けてますから、
気合のノリが尋常ではなく、
あまり表情を出さないムエタイファイターには珍しく
感情丸出しでミドル放っていきます。
クラウスのパンチテクはそりゃもー凄いものですが、
パンチファイターをムエタイが料理する手順どおりに
はまってしまいましたね。



今回のブアカーオはちょっと
「ブルース・リー」
入ってましたね。
気合が入ってたんでしょうが、
蹴った後、ゆっくりと足を着地させ
「…どうだ」
と言わんばかりにゆったりと構えなおす。
『うへぇ~!しびれる~!』と
TVの前で悶絶してました(バカ)。



ここで燃え尽きたのか、
決勝ではサワーに判定負けしてしまいましたが…
そりゃアレだけの激闘、
しかもリベンジ果たした後では
テンションも切れるでしょうし、
フルラウンドでしたからね。



魔裟斗は残念でしたね…
腓骨骨折ですか…
マイク・ザンビディスはルックスがイケてないので、
(あの「ぴったりパンツ」はよせと言いたい)
評価がイマイチですが、
パンチのレベルはクラウスに匹敵する強敵。
(パワーのザンビディス、テクニックのクラウスかな?)


それにしても、「マイク」と名のつく選手は
ハードパンチャーが多いのか?
(「マイク・タイソン」「マイク・ベルナルド」など)



スピードもありますので、
楽観視できる相手ではありませんでしたが
カウンターの右でダウンを取ってのけるのはさすが。
ただ、代償は大きかったですなぁ…



文句を言いたいのは小比類巻。
相手が優勝したサワーですから、
あまり文句も言いたくはないですが
パンチの連打もらうと後ろ向くクセは治して欲しいものです。
見てて印象が悪い!



カウンター型の選手ですから、
手数が少ないのはある程度仕方ないとは思いますが
世界標準から見るとあまりに消極的。
ヒザに固執せんでも、ハイキックとか持ってるじゃないか。
勿体ないなぁ…



魔裟斗が棄権したため、準決勝で安廣選手が登場。
パンチ主体の選手との印象が強かったですが、
蹴り多彩!唸る胴廻し!!いいぞ空手家!!!
やっぱ空手家はこうでなきゃ。



サワーを押してた印象ありましたが、
残念な事に前の試合で額を切っており
途中で無念のドクターストップ。
あ~…残念。
でも次回以降楽しみですねぇ。



前年も思ったんですが、
「MAX」のジャッジ、ちょっとおかしい時ありますね。
「え?」と思う採点が出る時ありますから。
昨年も魔裟斗×ブアカーオで採点がおかしく、
「結果、不要な延長戦を強いた」との事で
処分喰らってますが、
今回も「おいおい、点差がおかしい人一人いるぞ?」
という感じ。



現状3人とも日本人で、
皆さんそれぞれ実績ある方なのは認めますが
ぼちぼちボクシングの世界戦並みに
対戦国以外の第三国のジャッジ導入すべきでは?



優勝はシュートボクシングのアンディ・サワー。
…って「シュートボクシング」はどのくらい知名度あるんだろう?w
強い選手輩出するんですが、
その強さが「他の土俵に上がって明らかになる」のは残念。
(日本生まれの格闘技なのに…)



パンチテクが高いのはもちろんですが、
ソツが無く、相手の長所を殺すのが上手い選手ですね。
序盤押されても、すぐに相手の攻撃に対応して対策取って来る。
『適応能力』が高いんでしょう。
100戦以上やって勝率が90%以上は凄い。
これと言って特徴が無いので、
前評判はイマイチでしたが、運も味方しましたね。



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2005/03/19

『K-1 WORLD GP 2005 in SEOUL 』

今この時期に韓国ってのもどうかなぁと思うのですが
とりあえず世界予選開始です。
幾つか試合の感想などを。

●イ・ミョンジュVS○堀 啓
技術的には堀選手が上回っていました。
デビューしたての頃はホントに細く、
「大丈夫かいな?」と思ったものでしたが、
身体もできてきているようです。
サウスポースタイルですが、左ガードが常に高く、
遠距離戦ではまずその位置から動かないのはたいしたもの。
よほど練習したんでしょう。

イ選手は倒れませんでしたね~
相手のタフさもあるんでしょうが、
堀選手の打撃があとほんの少し「速い」か、
間合いがあと数センチ奥かだとKOできた気がしますね。
ちょっと気になったのが「足の運び」。
相手が出入りの激しいハードパンチャータイプの場合には
あの足の運びはちょっと危険なような…
堀選手、もう少しキレのある打撃が出来そうな気がします。
まだまだ成長して欲しいですね。


○曙VS●角田 信朗
うわぁ~!「空手バカ一代」だ~!
本来「極真会館」のテーマソングともいえるこの曲を、
他流派(正道会館)の選手で入場に使えるというのは角田選手の人徳ですなぁ…
両者並ぶと…マジで大人と子供。
技術的には曙選手に依然見るべきものは「全く」ないですが
(も少し成長して欲しい)
それでも振り回せば効いちゃうのがあのカラダ。
腕の重さだけで子供の体重ほどあるでしょうし、
それがどすんどすん当たると思えば、効かんほうがおかしい。
角田選手の身体では如何とも…ですね。
途中、いい右のロングフックが当たってましたが…
でも角田選手の気迫と姿勢には素直に敬意を。


●ガオグライ・ゲーンノラシンVS○チェ・ホンマン
片や韓国相撲の英雄、
片や昨年のアジア王者でトーナメント本選をかき回したムエタイ王者。
それはいいが……この体格差は何?!
身長で40センチ差、体重で倍?
…K-1以外ではありえんな、この対戦は。
ある種イロモノ対決になった訳ですが、
やはりガオグライのポテンシャルは凄い。
何故ハイキックが当たる~!?

韓国の方にゃ悪いですが、
現時点でチェ選手のK-1でのレベルはそれほど高い訳ではない。
パンチというよりはプッシュですし、
ヒザも身体が大きいから当たるし効いてるだけで、
テクニックの面ではまだまだでしょう。
今ホーストやボンヤスキークラスとやるときれいに切り崩されるでしょうな。

ただ、やはりあの身体は脅威。
今後は怖い存在になるかもです。
にしても、あの「にやにや笑い」はれんはあまり好きじゃないですね。

日本で韓国選手と日本選手がやったとして、
日本選手に応援が行くのはまぁ当然としても、
入場の時からブーイングはせんぞ…
見てて気持ちのいいもんじゃねぇな。

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2005/02/22

『PRIDE29』

帰ってきてメシ食いながら見てました。
(途中から正座して見てましたが)

いきなりメーンから書くのもなんですが、
コールマンとミルコの一戦は
なんというか、お互い背負ってるものがあるだけに…
内戦で嫌というほど身近な人間の死を見続けたミルコ。
亡き父親に「王者」となった報告をしたい。
家族思いのオヤジなのに離婚調停で娘に会えないコールマン。
娘達に勝利を見せたい。
……切ないなー

ただし、試合の内容的にはミルコの強さが目立ってしまいました。
あのコールマンのタックルを完封とは…
途中で放った左ストレート(直撃ではない)で
コールマンが動けなくなっちゃいましたね。
あの威力ではタックルに行く足がすくんでも責められん。

タックルそのものを切る技術も足腰の粘りも驚愕レベル。
個人的にストライカーが好きなので、
グラップラーが多いヘヴィ級のなか頑張って欲しいなぁ。
(寝技も嫌いじゃないがやはり「立って一撃!」の魅力は捨てがたい)
ミルコの今年は楽しみですな。


戦慄したのはボブチャンチンのロシアンフック。
(今変換したら「ボブちゃん珍」になった)
あれは…怖いな。
「ゴツッ!」ていう音が画面を通してはっきり聞こえました
高橋が一発で意識失くしましたもんね。

「フック軌道のストレート」(逆かな?)
という摩訶不思議な当て方ですが、効くなぁ…
当たってるのはいわゆる「裏拳」部分のようですが、
あの当て方でKOするには尋常じゃない腕力と
しなやかさが要るわけで
普通の人間がアレを当てたら、当てたほうが肘か肩痛めますな。

今日の試合は不完全燃焼気味でしたが、
個人的には田村の寡黙なたたずまいは好きですね。
「孤高の天才」とはまさしくなキャッチフレーズ。

今日は試合ありませんでしたが
シウバがね~可愛かったぞ(笑)。


(敬称略)

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