2006/07/30

第450話:読んだよ

書評をまとめてGOなのでつ。



Battle_1

『戦術と指揮―命令の与え方・集団の動かし方』
  PHP文庫 松村 劭




 
…シミュレーションゲームの攻略本ではありませんwww
元自衛隊陸将補という本格的軍人さんが書いた本。
内容もこてこての戦術指揮方法とシミュレーションです。
なんか、防衛大学の授業でやってそうな感じ。
こういう戦術と指揮の入門本とゆーのは少ないので、
ついつい買ってしまいました。
後半はそれこそある程度軍事知識がないと
脳裏にイメージが沸きませんが
前半は仕事に役立つ発想がたくさん。




ビジネスに役立つと言う点では


『日本を滅ぼす教育論議』
  講談社新書 岡本 薫


Kyouiku_1


これは面白かったです。
つか、ごくごく当たり前の事を書いていると思うのですが、
これが当たり前じゃない現場って何だ?www
軽く見出しを抜粋しますと、

「現状が直視されていないのではないか?」
「問題の『原因』を究明・除去するという発想は持たれているか?」
「『目標』と『手段』の区別はできているか?」
「『心』や『意識』のせいにして『システム』の改革を怠っていないか?」
「『悪い事は起こる』という『リスク』は直視されているか?」
「『ルール』に関する感覚は十分に持たれているか?」




などなど。
さて、タイトルこそ「教育談義」と付いていますが、
この見出しから「あ~ウチの組織ってそうだよな」
と思った方も少なくはありますまいwww
淡々とした良著だと思います。
読みやすくお勧め。




『旅が終わる――――
 だけど日々は終わらない
 俺が愛した このタフで優しい日々は…』

Trigun12_1

『トライガン・マキシマム』 12巻
  ヤングキングコミックス 内藤 泰弘




あぁ、ウルフウッドが居ないよぅ…。・゚・(ノд`)・゚・。
さて、ナイブズとの最終決着スタート。
ま、1巻では到底収まるまいwww
…で、さらにあと一年待たされるのか?_| ̄|○




『拘束制御術式零号  開放 』

Hellsing8_1

『ヘルシング』 8巻 
  ヤングキングコミックス 平野 耕太




こちらはこちらでロンドンを焦土にして

・ドイツ第三帝国ナチス党私兵集団武装親衛隊
  吸血鬼化装甲擲弾兵戦闘団「最後の大隊」残存兵力572名と
・ローマ・カトリック ヴァチカン教皇庁
  「第9次空中機動十字軍」残存兵力2,875名と
・大英帝国王立国教騎士団
 「HELLSING」残存兵力3名が(え?)




文字通り血みどろの抗争を繰り広げております。
(…これだけでも、とてもじゃないがヨーロッパ輸出はヤバイな…)
この巻はアンデルセンとアーカードで出来ています。
少佐の露出が少なくて少し不満www
こちらはあと1年半待てば良いのかな…( TДT)




『くそっ!!
 今度は死なせないぞ!!
 今度は…!! 』

Gg7_1

『GUNSLINGER GIRL』 7巻
  メディアワークス  相田 裕




最近少し絵柄が変わった印象はありますが、
相変わらずきれいな絵ですね。
(少し描線が太く、コマ割りも大きくなった感じ)
…初期の繊細な絵に比べて
微妙に色気が増えて来ている気がするのは気のせいか?




前巻から登場のペトラが元気ですね。
サンドロとのコンビは他のフラテッロ(「兄弟ごっこ」の意)とは
随分異質に感じますが…
この後サンドロがペトラに惚れたらどうするだ?



ところで…ヘンリエッタは?
ヘンリエッタはぁぁぁぁ???
(出番なかった…_| ̄|○)




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/20

第392話:『ボクは武士道フリークや!』

samurai
アレック・ベネット 著
小学館







順番からいえば「国家の品格」の後に書評書くべきなのかな?
「国家の品格」が


『武士道』



を前面に押し出してましたからねぇ。





一応武道に首突っ込んで、
しかも抜けられなくて四苦八苦している人間としてはw
「武士道」というキーワードはある種



『呪縛』



みたいなものでして、なかなか難しいんですよ。
有難いんだかそうじゃないんだかって感じ。





れんは実際のトコ、武道やっている身でありながら
「ビバ大和魂!」」
「日本人には武士道精神があるからスゴイんだ!」
てなマスコミ的煽りには、
「…ふ~ん」と冷めて見てしまう人なのです。
だってどこの国にも「○○魂」はあるでしょうしねw





都合の良い時にだけ「武士道」を持ち出して
逆に失敗した時には「島国根性」とかいうのはどうかと。
だって、島国で鎖国してたから
「武士道」は成立したとも言えるのでは?
日清戦争まで日本はほとんど本格的な
「異民族間戦争」や「侵略戦争」には巻き込まれてない訳で。
(二度の元寇以外はなかろ?)





基本的にはそれまで日本は同一種族間の権力争い、
ぶっちゃけ「内戦」しかしていないのです。
言語も風習も同じ連中同士で戦さしてた訳で、
これが「民族殲滅戦」や「国家存亡の戦争」となると
武士道精神を維持できたかは疑問ですな。
(見栄えはともかく、勝たな生き残れん)
それでも戦国時代と、その後に続く徳川幕府300年の
「ミラクルピース」が独特の日本文化を醸成したのは
間違いないでしょうが。





一応「葉隠」も「五輪書」も読んだんですが…
え~、れん的には面白くなかったですw
「五輪書」なんか、内容的には





身もふたも無ェ





って印象なんですがwww
そういや新渡戸稲造の「武士道」は読んでないなぁ…









さて、本論。
著者のアレック・ベネット氏。
肩書きは…



「剣道六段、居合道五段、なぎなた四段。
 国際日本文化研究センター助手。
 武道学者」



( ゚д゚)ポカーン



…一応剣道の経験も少しだけあるんですが
六段って…ネ申ですよね。



まぁ物事の分析はなまじ「内」にいるより
「外」の方の視線が正確なものですが
(「傍目八目」とはよく言ったもの)
以下プロローグより抜粋させていただきました。





「でも、ちょっと待ってほしいねん。
 ブームにケチつけるわけやないけれども、
 『日本人=武士の末裔』とか、
 『日本人には武士の血が流れている』
 と思い込むのはおかしいのやないやろか。
 明治維新より前、武士は日本の人口のたかだか5%
 ないし7%しかおらへんかったんやで。
 今の日本人の大部分は農民か町人の子孫やのに、
 『日本人やったら
  誰でも武士のDNAを受け継いでいるのやから
  少し本を読んだりすれば武士道を理解できる』
 というような考え方は変やと思う。
 ”武士の子孫ではない”という点では
 おおかたの日本人も、
 僕ら外国人もいっしょなんや!」





…お見事っ!
一刀両断っ!





まさしくその通りだと思います。
日本人なら誰でも「サムライスピリッツ」持ってるわきゃねー





でも、ベネット氏は日本武道に、
武士道にどっぷりはまってくれました。
…ある意味嬉しいですよねー





文中「残心」についての記述がありましたが
いやもう見事の一言。
今日び、「残心」と言ってきちんと説明できる人が
ウチの関係者でもどれだけ居るものか…・゚・(つД`)・゚・





ここで一応「残心」について説明しますと、
技が決まって勝敗が決しても
気を抜かず、相手の反撃に備え、かつ相手に礼を尽くす心構え…
とれんは解釈しております。
口語体で説明しますと…(ヲイ)





「勝負は決まった。
 本当ならここでアンタは死んだんだ。
 もちろん、『今はまだ』生きてるからな。
 今この時もこっちに隙があるんならかかってきていいぜ?
 もっとも、その時にはもっとひどい目に遭わせるがOK?




 俺に隙は無いぜぇ?




 アンタも一流の使い手なら、
 自分が『本来は死んでる』事は分かるよな?
 ならお互い見苦しくなく勝敗を受け入れないか。
 なぁに、勝敗は時の運さ。
 次やったらこっちが負けるかもしれない。
 だからアンタをこれ以上辱める気は無いよ。
 さ、礼をして終えようぜ」





とゆー風に解釈しております(…ひでぇな)。





なお「残心」という表記と
「残身」という表記とあるようですが
どちらも正解と思います。
というか「残心」が「残身」として顕れなければ意味無いと…
れんも口うるさく「残心」を言いますが
なかなか現代っ子には理解がねぇ…





これなくして武道の清廉さ、美しさは無いと思っております。





実に見事な日本語。
(つかこの方、古文書読みこなしてますからねぇ)
肩の張らない内容。
考えさせられる思想の深さ。
読んで損なし。
さ、また若手に読ますどw

 

 



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/01/30

第381話:「凶悪犯から身を守る本」

miwomamoru
<鉄則その1>  直ちに行動せよ
<鉄則その2>  抵抗せよ
<鉄則その3>  犯行の第二現場は
          さらに危険になる
<鉄則その4>  絶対にあきらめない




サンフォード ストロング (著)  玉置 悟 (翻訳)
毎日新聞社







れんは全く幸いな事に、
自身が犯罪に巻き込まれる事も無く
また身内にもそういう経験をした者はおりません。
ただ、近しい人には無かったとは言い切れず…




武道に首突っ込んでウン十年。
まぁ、いわゆる『護身術』を請われる事も多いのですが
あまり積極的に教える気にはなりませんね。
教える時には技術より別の方向に偏りますし…
「護身術」や「武道・格闘技」の書籍も多く持ってますし
書店でその手のコーナーがあれば根っこが生えますがw
まー基本的に
「格闘技系の人が書いた護身術」
はあまり当てにしてませんな。




よく書いてあるのが



「相手がこうやって殴ってきたらこう避けて…」




…簡単に避けれたら誰も苦労せんわー!




その初撃をかわすのが難しいんですよw
ましてゴング鳴って臨戦態勢って訳じゃないんですから。
「相手に組み付く系」も出来れば避けたいですね。
相手が素手とは限らないですし、
クルマの鍵ででも突付かれたら十分怪我をするのでね。




さて、この本。
元SWATの教官さんが著者。
SWATとゆーのはよく映画のネタにはなりますが
基本的には警察組織なので、人質救出がまず最初。
犯人確保がその次に来ますので、強行突入は最終手段。
実際のところ、
SWATが出動する案件で銃撃戦になるのは全体の10%にも満たず
ほとんどは説得で犯人投降…が多いそうな。




この本の序章でまず明言されている事として
以下の4点を挙げています。




『暴力犯罪に対して効果のないこと

 1・防犯具を持ち歩く
 2・武道を習う
 3・女性のための護身術
 4・何もしないでいる(抵抗しない)』




……この本は信用できるw




この本は
「実際にそういう局面に陥った時の精神の持ち方」や
「事前のイメージトレーニング」
を中心にした本です。
ですので、いわゆる「身体を使っての具体的戦い方」
への言及は一切無し。ホントにただの一行もありません。
「クルマのぶつけ方」なんかはありますがね。




「武道を習うのは効果が無いのか?それ肯定しちゃうの?」
と言われそうですが、昔から言うじゃないですか?
『生兵法は怪我の元』って。
著者も認めてますが、効果が無いわけじゃない。
ただ、長年修行しなくちゃねー…って話ですし、
下手に少しだけかじって変な自信を持たれる位だったら
いっそ何も無い方がいいですね。




防犯具についても正しく使用できれば効果はあると思いますが、


買ってから一回もボタン押した事のないスプレー持ってても


役には立たないと思うんですよw
どれぐらい届くのか、スプレー型なのか水鉄砲型で飛ぶのか。
操作するにはどこを押せばいいのか。
効果は犯人がちょっと怯むくらいなのか、
咳き込んで動けなくなるのか…
欲を言えば、パートナーに犯人役やってもらって
実際に吹いてみるくらいの事しないとね(オイ
それでも、いざその時に同じ作業が出来るかは難しいですし。




以前にも似たような事書いてはいますが
危機管理で重要なのは「精神の持ち方」ではないかと思います。
どんな技術も道具も、目的を定めず使用すると効果はない。
では「護身」で何を目的にするか?
まずは「生き残ること」です。
相手を取り押さえる必要はなんら無い。
犯人検挙は警察のお仕事。
まずは「その場から離れる事」がもっとも重要ですよね。




上で挙げられている4項目のうち3番までは、
精神的準備が出来ているのでしたら、
「突破口を開くもの」として
十分役には立つと思いますよ。
要は

「戦略(目的)無しに戦術(やり方)だけ用意してもダメ」


という至極真っ当な話なのです。




アメリカの犯罪向けの本ですので、
今のところ日本国内の犯罪と傾向が一致しないところもありますが
あくまで「今のところ」ですから。
(やな世の中だなぁ…)




今度道場の弟子どもに回覧させようかと思っております、ハイ。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/10

第352話:…て、手抜きじゃないよw

書評をまとめてGO!





『RED』 19巻(完結)

村枝 賢一 (著)

4063613941 村枝先生、お疲れ様でした。
この物語を描き切るのは精神力要っただろうなぁ…
(「仮面ライダーSpirits」と2本立てだったし)

内容は…ネタばれするので割愛!

でね…巻末にちょこっとあった後日談、
もう少しだけ読みたいぞ!村枝先生、是非!
救われる気がするんですよ……(。´Д⊂)


しかし、微妙に
『修羅の刻』『修羅の門』
を連想したのはれんだけではないはずだw







『反社会学の不埒な研究報告』
パオロ・マッツァリーノ (著)

4576051717

以前に書評で書いた事のある『反社会学講座』第2弾。
むふ、目の付け所がいやらしくて大好きw
つかね、正しい学者の発想だと思うんですよ。
ある現象に対して最初から結論ありきで見るのではなく、
数値データに対してはそのデータがデータとして有効か検証し、
「数字に裏付けられた現象」という見方を鮮やかに暴く。
統計学としても社会学としても
「至極真っ当な手法」だと思うんですが。

前作「反社会学講座」より会話構成が増えた分
やや読みにくい感じもしましたが、
まぁこっちの方が読みやすい方もいるでしょうから
これはこれでお好みでってとこですね。

人間の歴史は「適当」に流れているというのが分かりますよw







『トニー流 幸せを栽培する方法』
トニー・ラズロ (著)

4797327634 ……トニーって誰やねん!ってツッコミが来そうですが。
『ダーリンは外国人』で人気の小栗 左多里さんのダンナさんですね。
単品売り開始w

『ダーリンは外国人』を読んでて、
「このダンナさんの発想、なかなか良いなぁ」
と思っていたらやはり出たな…という感じです。
いわゆる「良かった探し」の自己啓発書ではないですよ。
逆に日本人よりシビアなトコもありますし。
ただ何というか、「軸」がしっかりしているという印象を受けますね。
そのくせお茶目なのがまた良いw

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/15

第307話:『一日江戸人』

4101149178









今年7月、惜しまれつつご逝去された杉浦日向子さんの本です。
文庫サイズでお値段手ごろ。
挿絵も多く、ひっじょ~に読みやすいです。
え?このカバー絵も挿絵もご本人が書いてるの?

時代劇好きなれんではありますが、
さりとて、現在の暮らしを和風に染め上げるのはこれまたなかなか難しい。
こういう本で浪漫を感じるのが適当なとこでしょうなw




近年、江戸時代の研究が進むにつれ
「圧制に虐げられた平民と、堅苦しく非情な武家」
という紋切り型の時代観はなくなりつつあるようですが、
この本見てるとまさにそのとおり。
この時代の庶民のスタンスは




『その日暮らし♪』




子供のいる所帯でも、ダンナが半月働けば十分賄え、
しかも仕事もほぼアルバイト。
適当に街を流せば仕事の口があるという
ある意味うらやましい暮らしですね。
男女問わず、基本的に「モテ」を追求するその姿勢も楽しい。
日本人が堅苦しくなったのは明治以降ですねぇ。




最近お堅い評論家の方々が
「日本人の享楽体質化、ラテン化」を危惧してらっしゃるようですが
「あ~、そりゃウツクシイ日本の伝統だろう」と言いたくなるくらい楽天的。
基本が「フリーター」ですからな。




ま、今はこんな生活は出来ないでしょうが、
それでも何となくわくわくさせてくれる本です。
値段の割りに満足度高しですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/09/13

第281話:『絶望に効くクスリ 5―ONE ON ONE』

4091538150








……つっっ!
こ、今回は効いた…_| ̄|○
毎回やられる『絶薬』ですが、今回は何故か特に来ましたね。



こーゆーふーに書くと
「…おめぇ大丈夫か?」
と心配されるのかもですが、別に大丈夫ですがなw
(多分)



今回は富野御大も出てますし、
「ガンダム第一世代」としては実に興味深いのです。
(れんは特に富野信者ではないのですがね)
心理学者・伊東明氏や木版画家デービッド・ブル氏の話なんざ
単純に泣けた…
買って損なしですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/12

第279話:日本はなぜ諍いの多い国になったのか - 「マナー神経症」の時代

4121501845














自分自身あまりマナーだのにうるさいとは思いませんが、
歳も歳ですので。
『オイオイ…』
と思うことは増えてきているような気が。



最近「ジェネギャプ」(ジェネレーションギャップ」
と言う言葉をよく聞く気がしますし、
結構みんな気にしているようですが、
れんはあまり気にならない人でして。
つか、そんなものあって当然でして、
全世代的に話が合うなんて事は(特に趣味趣向の点では)ある訳が無い。
ジェネギャプが取りざたされる様になったのはむしろ、
TVやネットの普及でローカルギャップが減ったせいでもあるでしょうが。



れんは今の若者のマナーがそんなに悪くなってるとは思わない人で、
むしろ『いい歳したオッサン・オバサン』の方が
見苦しい、周囲の目を気にしない、傍若無人と感じているんですが。
「アンタ方がそれで若者に文句言うのはいただけねェな」とw



そういった感情の出処をこの本は実に理詰めで
丹念に解き明かしていきます。
理詰め過ぎて少々固い印象はありますが、
あまりにも分かりやすくしようとして
原因を単純化・一元化して斬ってしまう傾向のある
最近の風潮よりは好感が持てます。
以前紹介した『反社会学講座』もそうでしたが
きちんとしたデータや掘り下げのある考察は好きですね。
むしろ学者さんが書くんならこうあるべきかと…



特に作中の第7章は、当社のメンバーには是非…
みんな、苦労してるもんね…_| ̄|○

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005/08/23

第260話:『おれは戦争下請け屋』 テレンス・リー

4809404374 『おれは戦争下請け屋―Meat is murder』


テレンス・リー









…こーゆー本をラインアップすると
『アブナイ人』という評価をされそうですが、
(まぁ一面では正しいかもね)
読んでみたら面白かったので。



テレンス・リー氏というと
TBS系「サンデー・ジャポン」の危機管理コメンテータとして
『……どこまで本気なんだこの人?』
というコメントを出す人という認識でしたがw、
なるほど、本筋の「傭兵」でしたか。



傭兵というと特殊なイメージですが
日本人も少なくないそうで。
メディア的にれんが知ってる方でも
元フランス外人部隊の毛利さん、
カレン解放軍の高部さんなどいらっしゃいますからね。



現代のように軍が常に存在する
「常設軍」の歴史は近代に入ってからのもので、
中世から近代の入り口までは
戦争の時だけ軍隊が居る(要る?)のが普通。
農民徴用したり、傭兵雇ったりの方がスタンダードだった訳です。



『売春と傭兵は世界最古の商売』
ってな言葉がありますが、まぁ確かにそのとおりだろうと。
んで、今後も無くならないだろうなぁ…と。



こーゆー本を読んでます…とか言うと白い目で見られそうですが
(見たい方は止めませんのでどうぞどうぞ)
戦争も売春も「現実に存在する」事で、
「在る」という事から目を離したくはないのです。



在るのは仕方ない。

じゃあどうするのか?
減らせるのか?
減らすにはどうしたらいいのか?
そもそも、無くそうとして無くなるものなのか?
無理に無くしたら、どこかにしわ寄せ行かないのか?

…等々、考える訳です。



まぁぶっちゃけて言えば
「たくさん人を殺しました」
って告白本とも取れますが、
それを自慢するくだりは一切ありません。
ただ、だからといって後悔もありませんけどねw



傭兵稼業を美化する内容ではありませんよ。
下手に空念仏で
「せんそーはんたーい♪」
と唱えてる連中の論理よりよほど示唆に富んでます。
テレンス・リー氏、実は相当インテリですな。
(文章力高いわぁ)



残酷表現もほとんど無いので、
そっち方面に弱い方も大丈夫…だと思うw





これはさらに「れん的暴論」ですが、
もう一つの最古の職業「売春」も
『いっそ国で管理したら?』とか思ってるんですが。
(こんな事書くと刺されるかな?)



非合法だから地下に潜る。
実態が把握できない。
ひどい事があっても「非合法」だから訴え出られない。
でもそこに「存在」はするんですから、
悲劇は減らない…



ならいっそ売春する女性も「免許制」にして、
(おぉ、国家資格だ)
店舗も国の認定業者のみ。
衛生管理は徹底的にし(性病の蔓延を阻止する効果があります)
労働基準法厳守!(ヤ○ザの仲介の入る余地を減らす)



免許は外国人でも取得できるようにすれば、
不法就労やオーバースティに絡む
密入国や斡旋組織の資金源も断てる。
入国した女性も「ちゃんとした職業」に就く事になりますから
その中には日本で勉強して違う技術を身に就けたりする人もいるかも。
少なくとも、嫌な思いをせずに祖国に帰れれば
日本のイメージ低下にゃなるまい。



「許認可業務」ですからもちろんきっちり税金取れます。
税収も上がる♪



まぁ、ここまで理想的にゃならんでしょうが、
実際日本で売春防止法が施行されたのは1958年。
昭和33年ですから、そう遠い話じゃないんですよ。
この時代にも、公認だった「赤線」の他に、
黙認だった「青線」地区や、
モグリの「白線」地区もあったようですから
取締りがそう簡単じゃないのも分かります。



ですが、放って置いて悲劇は減るのか?
という気持ちもありますので。
『非合法な職業に身をやつした人間なんか知らないよ』
…それでいいのかなー、と思うんですよ。
先進国でも実は公認してるところはありますよ。



それに、女性の中にだって
『あたしH大好き!これで稼ぎたい!プロになる!』
って人がいないとは限らんと思うんですが…
これも暴論ですかね?



プロでもない○○生が○助するよりゃよほどまともだと…



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/20

第222話:「着衣総合格闘技『空道』入門」

025667280000 著:東 孝
ベースボールマガジン社





えらくマニアックな本をラインアップしてしまいました。



実は「空道」(当時は「大道塾」…ん?今もそうなのかな?)の方とは、
ごくかる~く手を合わせた事がありますが…
(「スパーリング」とすら言えない軽いもの)



つ、強えぇっ…!



溢れるパワーと両立する打撃の切れ。
打撃から組み技、組技から関節技・締め技への連携。
いやもう、完全に翻弄されまして…_| ̄|○



余談ですが、この手合わせは
れんが新入社員で入社した会社で行われた、
「新入社員集合研修」の夜に行われましたw
(何をやっとるんだ)


彼は東北の新入社員でしたね。
研修終わった後、東京でやる大会に出るっていうんですもの。
ちょっと「調整相手」を努めたわけです。



なお、この光景を目撃した
同じ札幌採用の同期社員は後にこう述懐。


「二人とも気が狂ったかと思ったw
 夜中、薄暗いロビーで『シュッ!』とか
 『ふん!』とか言いながら
 ほとんどパンツ一丁で絡み合ってる男二人…」



…だって初対面なんだから、用意なんかある訳ないじゃん。



ちょうどこの時期、ちょっと慢心して
惰性で稽古していたれんは
このコテンパン体験から再び火が点きましてw
「強くなんなくちゃ!」
と以前より真剣に取り組むようになったのはさらに余談です。



興行格闘技ではなく、
自らを「社会体育」と位置付けてぶれないその理念も
実戦に目をそむけないその技術体系も好きでして、
単純にいちファンです♪



ウチとも理念や体系で共通点は無い訳ではありませんが
ウチは理屈っぽくて、力を軽視しすぎだしなぁ(´Д`) =3 ハゥー
仮に、れんが今の道を進んでいなければ
ぜひやってみたい武道の最右翼です。



なお、選手でいくとやはり小川選手好きですね~
天才だと思う…
好きとか、そういう次元を超越しちゃってるのが加藤選手。
脚部切断寸前の交通事故から復帰された精神力はもはや崇拝。


2,300円は痛いんですが、
この手の本には目がないれん。
数十冊こんな本がありますから、ひと財産ですね。
(そら金も溜まらんわ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/19

第221話: 『なぜ、その子供は 腕のない絵を描いたか』

025517870000

忘れてはいけない事はただひとつ。
 「子どもは手をかけるほどいい子に育つというのは、幻想にすぎない」-本文より


著:藤原 智美
祥伝社



別に「先生になりたかった」とか
そーゆー訳ではありませんが、
(でも一時期『保父』を志望した事があるのはナイショだ!)
かれこれ20年以上も子供たちに接していますので
やはり子供達の変化というものに関心があります。



なお、全く関係ありませんが
社内の一部でれんは



『子持ち』



という風評が流れているようですが
それはありませんw
別に居ても良いんですが、居ないんだってば。



それはさておき



まぁ、時代は流れる訳ですから、
自分のガキの頃の話をしたところで
意味が無いのは承知しております。
しかしながら、ここ10年くらいの変化は
「…大丈夫なのかなぁ?」
と少々不安。



ウチは「身体を動かす」ところですから、
どうしても運動能力的に見てしまいますが
(精神的傾向についてはまたの機会に)、
まずは



・身体が固い



足をぴったり揃えてヒザを曲げてみましょう。
かかとを地面から浮かさずにどこまで曲げられます?
ま、大人でも完全に曲がりきる人は多いはずです。
ところが、ここ10年ほどで、まるで
「空気椅子」のような高さまでしか
ヒザを曲げられない子が増えてきました。
それ以上曲げると後ろにひっくり返るんですよ…∑(=゚ω゚=;)



あたかも



大倉山のラージヒルに挑むジャンパー



の様な姿です
しかも、それが小学校低学年だってんですから…



現代の子供は「洋式便座」しか知らないのかもしれませんが
この日本、さびれた観光地に行った時は
まだまだ「和式」が幅を利かせております。
彼らはどう挑むんだろう…w
途中でひっくり返るような悲劇は起こして欲しくないものよな…南無。



足を伸ばしての前屈もかなり固いです。
しかも、多少曲がる子も良く見ると
「背中」が曲がっているのであって、
「腰」から曲がっている訳ではないようです。
どうも骨盤上部が後傾し過ぎているような気がしますね。
しかも、背中はそんなに曲がっちゃイカン。
(ありゃ過伸展だと思う)



・意外にリズム感・バランス感が悪い



これだけ音楽が氾濫している世の中のわりには
どうもリズム感が悪いんですね。
別にカラオケ歌わせている訳じゃないですよw
ただ、「スキップ」できないってのはどうかと…



「片足ケンケンで前に進む」なんて事も苦戦してますし、
「うさぎ跳び」やらせると全く前に進めず、
その場で「ぴょこぴょこ」してるだけというのも居ます。



「蹲踞(そんきょ、お相撲さんや剣道で仕切り前にする姿勢)」
をさせると、20秒ぐらいでバランス崩して倒れます。



・ジャンプ力や空中姿勢がおかしい



「障害物を飛び越える」という動作ができないみたいです。
片足で踏み切るのか、両足で踏み切るのか、
助走はどのくらいの勢いが要るのか等の判断が付かない。
助走してきて止まる奴が居ますからねw
ちなみに高さは「またげるくらい」のものですよ。



・目がつぶれない



「…何言ってんの?」とお思いでしょうが、
ここ数年急速に増えてきてます。
稽古前には黙想をするんですが、
「まぶたの力加減」が分からず、
つぶったままの数分が非常に辛そう。
顔をしかめて、全力でつぶるしかできない子とか、
コントロールが効かず、開いたり閉じたりしちゃう子。
コレは一体なんじゃ?と思っていますが…



そんなこんなで、
今回はこんな本読みました。



対象になるのはれんの知ってる子供たちよりもやや下から、
まぁストライクゾーンまでの子供たちですが、
「……症状が一致している気がする」
と、少々恐ろしくなりました。
ウチの子たちは少々鈍いのかな~
等と考えていましたが、どうも全体的傾向のようです。



だからと言って、悲観的にもなっていませんし
なる訳には行きませんけどね。
自惚れた言い方ですが、
悪い方向に流れつつあるんなら、
大人が少しでも踏ん張らないと。
気が付けば幸か不幸か、
影響を及ぼせる立場に立ってしまいましたので…_| ̄|○



子供を持つ親御さんだけが頑張っちゃ無理だと思うんですよ。
何でも親のせいにしちゃいけませんし、
学校やテレビ、ゲームやアニメのせいだけでもない。
いい加減
「『悪者探し』して、そいつのせいにして安心する」
って思考回路から抜け出さないとマズイ時期なのかもしれませんね。



れんはまぁ、
この先自分の子供…って目は薄いでしょうけど(;´▽`A``
それでも注意深く見守って行きたいと思います、ハイ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)